骨粗しょう症について
骨粗しょう症(こつそしょうしょう)は、骨の密度が減り、骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。主に加齢や女性ホルモンの減少などが原因で発症し、骨折リスクを高めます。
骨粗しょう症とは?
- 定義:骨の強度が低下し、骨折しやすくなる骨の病気。
- 原因:加齢、女性ホルモンの減少(閉経後など)、運動不足、カルシウムやビタミンDの摂取不足などが挙げられます。
- 症状:骨折が起こるまでは自覚症状がない場合が多く、気づかないうちに骨が弱くなっています。
- 症状:骨折が起こると、背中の痛みや背中が丸くなるなどの症状が出ることがあります。
- 検査:骨密度検査(DEXA法など)で診断します。
※骨粗鬆症財団より
- 血液検査:TRACP-5b(トラップ ファイブ ビー)は、破骨細胞による骨吸収の際に特異的に血中に分泌される骨吸収マーカーです。 日内・日間変動が少なく、高齢者に多い慢性腎臓病(CKD)併発者にも有用です。
- 治療:薬物治療、食事療法、運動療法などを行い、骨強度を高めることを目指します。
骨粗しょう症の予防と対策
- 食事:カルシウム、ビタミンD、タンパク質を積極的に摂取する。
- 運動:適度な運動を行い、骨を刺激する。
- 生活習慣:喫煙や飲酒を控え、バランスの取れた生活を送る。
- 早期発見:骨密度検査や症状に気づいたら、早めに医療機関を受診する。
その他
- 骨粗しょう症は、骨の密度と質の低下の両方が影響して骨折リスクが高まる病気です。
- 骨の体積の約50%はコラーゲンで、カルシウムはコンクリート、コラーゲンは鉄筋に例えられる。
- 骨粗しょう症は、女性に多く、閉経後の女性に特に多い傾向があります。